続・朝鮮通信使2016夏・秋《高松ー女木島》 2016年8月25日
続・朝鮮通信使2016夏・秋《清州ー南原ー光州》 2016年8月17日
清州で7店舗も展開しているチョコレート屋さん、本情へ。
オーナーのリ・ジョンテ氏は、アートサポーターで日本語が堪能。
バンカートにも何度もきてくれている。
清州からはKTXでパンソリの街、南原(ナムウォン)へ。
文化都市推進委員会のシンドングンさん、ソンムンガブさん、ジョンジュファンさんと廣寒樓苑(クァンハルルウォン)で待ち合わせ。古典芸能パンソリで有名な「春香伝(チュニャンジョン)」(=韓国版ロミオとジュリエットのような物語)の舞台として知られている。
次は、「国楽の聖地」(博物館のようなもの)へ。南原には国楽の学校もある。
今年の通信使瀬戸内編で、サンドラムとともにパフォーマンスするパク・ヨニさんの演奏する伝統楽器、伽椰琴(ガヤグム)も展示されていた。
南原の人口は約8.5万でその主産業は農業と観光。「田舎」の風景が続くのだが、住んでいる人たちの満足度は高く、さながら「韓国のなかのブータン」という印象。パンソリで有名ということで、音楽や音をテーマにした文化都市を形成しようとしている。
バスで光州へ。夕立の中、巨大な国の施設であるACCの夜間オープンの水曜日だったので、ちょっとだけのぞく。
人はまばらだが、アーカイブ資料も大分整いなんとか運営の方も進んでいるようだ。
夜は、ACC近くのドイツ人の夫と韓国人の妻が経営しているKUNST LOUNGEへ。
今回の旅も最後の夜。光州には去年の展覧会で長期滞在していたので、ここへ来るとちょっとなつかしい。
続・朝鮮通信使2016夏・秋《ソウルー清州》 2016年8月16日
パジュからソウルへ電車移動。
都合で順番が逆になったが、ジャパンファンデーション(国際交流基金)のソウル事務所にご挨拶。
所長の山崎宏樹さん。
韓国最大規模の元タバコ工場(清州の工芸ビエンナーレ会場でもある)に到着。
延べで18万平米ある。規模はまったくこっちの方が大きいが、建物とその雰囲気はNYKとそっくりだ。池田は以前ここでの国際シンポジウムに参加している。
財団事務総長のキムホイルさんとミート。
これまで、巨大な空間をいっぺんに改修開発せず、活用しながら少しづつ改修計画を進めてきたが、ついに大まかな計案がまとまったようだ。
建物の改修計画や今後の活用計画などについてお話を伺った。
18万㎡のうち、2万が国立現代美術館関係。6万が工芸館、アミューズメント、1万が市民向けの施設。
既存のオフィス棟、等。今後300億円投下していくそうである。
財団事務所やホールが常設されている建物は、外壁が無数のCDで覆われている。
(昨年のビエンナーレの作品)
続・朝鮮通信使2016夏・秋《パジュ》 2016年8月15日
パジュ出版団地が、官民協同で推進されている。
出版団地の組合次長、ジョ・ヨンジン(Jo Yong-jin)さんからパネルや模型で説明を受け、車で団地内を案内してもらう。この出版団地の計画は、昨日行った国立現代美術館ソウル館を設計したミンヒョンジュン氏がかかわっているという。約1万人が働く、出版社と印刷工場の街が、一棟つづつデザインされ、小さな街が形成されている。
アジア出版文化情報センター(智恵の森)
出版社や識者から寄贈された本による図書館。
出版から派生して、大きな図書館などの広場的な建物や、映画産業や特殊効果の会社などの誘致へも展開している。
大きな撮影所の建築も計画中。行く末はハリウッド?!
敷地内には2期工事のときにできた巨大なアウトレットショッピングモールも大変な賑わい。
まだまだ高層住宅を建設しているパジュという街のポテンシャルがうかがえる。
続いてヘイリ芸術村へ。5年前に来た時よりも随分賑わっている。人も車も多い。
ほとんどの建物の1階は、ギャラリーというよりもおしゃれなカフェになっていて、いたるところにカフェ。
今日は韓国では休日なので人の出も格段に多いのだろうが、避暑地の軽井沢や清里を思わせる。
それにしても韓国の北(というよりも南北の間)は人工の街が多い。
続・朝鮮通信使2016夏・秋《京畿道ーソウル》 2016年8月14日
安山市から、同じ京畿道にあるナムジュンパイクアートセンター(Nam June Paik Art Center)へ。ディレクターのSuh Jinsukさんとミート。ACC(Asia Culture Center)の関係会議では何度もお世話になった友人だ。
ソウルのループギャラリーは続けているが、昨年からは、当館のディレクターだ。
日韓学生合同展ETTEDA!の副委員長をしていた今井さつきさんと合流。
何度かきている国立現代美術館ソウル館(MMCA)へ。設計は110組の公募から選ばれたミンヒョンジュン氏。国立現代美術館はこのソウル館の他に、果川館、徳寿宮館、清州館(工事中)と4つの美術館があり、情報の出し方も含め、共通の会員システムや、相互間のシャトルバスを出すなど、その4つのネットワークに力を入れているところはとても関心する。
Young Architects Program 2016という若手建築家の展示と、Kim Soojaの参加型の作品。そしてロングランのJulius Poppの bit.fall。
その後、東大門デザインプラザ(DDP)へ。以前よりもお客さんが多い。が、野外やショップエリアなどに、以前には見られなかったような家具や什器などが見られ、ちょっとびっくり。企画展示室で行われていたKansong Art Museumの所蔵作品展では、若い人々が熱心に展示に見入っている姿が印象的だった。
続・朝鮮通信使2016夏・秋《安山》 2016年8月13日
続・朝鮮通信使2016夏・秋のプログラムがはじまった。
韓国国内、瀬戸内、東海道と3ブロックで構成。
第一部は韓国の各都市を巡る。
といっても既にソウル、光州、釜山などの大きな街は、何度も何度も
行き交いがあり、具体的に展覧会やAIRなどを行っているので
今回は、視察にきてくれた都市で、まだ一度も訪れたことのない街を中心に巡ることにした。
今日は、いきなり、スケジュールを変更して、ソウルの少し南の京畿道の安山(アンサン)市を訪れる。遅くまで、お祭りをやっているのでというお誘いにのってしまった。
安山文化財団のファンウジャ(Hwang Wooja)さんとキムヨンジン(Kim Yongjin)さんが案内してくださる。
キムヨンジンさんは、2011年のツアーのとき、富平アートセンターで見た印象的な写真展のキュレーターだった。2年前からこちらに在籍しているのだそうで、今回思いがけず再会できた。
京畿道文化財団(とても大きい)と安山市文化財団は横のつながりも強く、人の交流もあるそうだ。
まずは京畿道立美術館(Gyeonggi Museum of Modern Art)へ。
引き続きDanwon Art Museum(安山文化財団運営)へ。
その後、安山文化財団理事長のカン・チャンイルさんとミート。安山市の今後の構想を伺う事ができた。
安山市は工業団地の街で、外国人の居住者が多く、多文化であることが特徴。急速に増えた人口76万人のうち10%は外国人。市制30年を経て、これからは近代工業都市から転換して、内水面も活用した環境文化都市へとシフトさせていきたいとのこと。
夏季休館のお知らせ 2016年8月11~18日
暑中お見舞い申し上げます。
BankART Studio NYK(全館) 及び、BankART1929オフィスは、下記の通り夏季休館いたします。
2016年8月11日(木)~ 18日(木) の8日間 → 終日休館
尚、緊急の連絡先は、以下の通りです。
090-3804-8171
続・朝鮮通信使2016
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