大野フェス2009:鈴木孝子「MENUT」

ダンサー/振付家の鈴木孝子さんと音楽家のアクセル・ドーナーさん、映像作家の祢津悠紀さんの3人による、都市変層学プロジェクト「MENUT」。限られた期間の中で横浜に滞在し、それぞれ3人の視点でマテリアルを採集、もう一つの街を創るという表現に結びつけていくプロジェクトです。
世界中をまわるという彼らは、旅の中で訪れる街のあらゆるテクステャーによってインスピレーションを受けるのだそう。今回の「MENUT 横浜編」も、横浜の街の音や風景、人々の話、動きなど様々な要素が現れています。
この「MENUT」は2010年ベルイート編を企画中。シリーズ化の予定です。

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横浜ダンス界隈2009

大野一雄フェスティバル2009。荒天の間隙をぬって晴れ間ののぞいた日曜日、街に出ました。毎年恒例のプロジェクトとなりましたが、今年はBankART Studio NYKを起点に、ヨコハマクリエイティブシティセンター(旧第一銀行)、郵船プール前の遊歩道、象の鼻芝生広場、象の鼻防波堤、山下公園へと、約3時間の行程を歩きました。

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中嶋夏 : BankART Studio NYK 3階
タンゴで踊る車椅子とのデュエット

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ケンジル・ビエン : ヨコハマクリエイティブシティセンター
サンマを焼きながらクレージーなダンスを展開

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羊屋白玉(指輪ホテル)& スカンク : 郵船プールの船の上
ちょっとコワイ大人の童話の世界

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田畑真希 : 象の鼻芝生広場
ライブ音楽と空間を切り裂くダンス

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穴井豪 : 象の鼻防波堤
これぞ横浜ダンス界隈!

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大森政秀 : 山下公園
ベートーベンの月光が流れる静かな幕切れ。空には満月が出ていました。

大野一雄フェスティバル2009 AAPA 「COVERS」公演

AAPAはAway At Performing Artsの頭文字をとって、アアパと読みます。パフォーマンス、環境音楽、照明、美術、建築などジャンルを超えたアーティストたちの共同作業で独自の表現を創り出す活動をしています。これまで劇場などでの公演はほとんどせず、野外やビルの屋上、海水浴場など様々の空間で活動を展開してきました。今回はNYK3階の2ブロックを使い、観客は前半と後半で場所を移動してみるというユニークな演出でした。
観客が移動して舞台が出来ていったり、視界を遮っていた半透明のものが次第にセットバックしていき、空間が現れて来たりする中で、それとは無関係にダンスも展開していく。大げさな表現はどこにもないのですが、いろいろなところから感覚を刺激される時間でした。

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大野フェス:ズニ・イコサヘドロン公演

大野一雄フェスティバル2009の初日は、香港からお招きしているズニ・イコサヘドロン。
香港現代演劇の鬼才ダニー・ユン氏による最新作のコンテンポラリー北京オペラです。実は都市計画家のユン氏。昨年のクリエイティブシティ・シンポジウム2008にも出演しています。
作品の内容はもちろんのこと、空間の創り方は見事で、NYKの倉庫の空間を美しく劇場化していました。ステージの中に入り込んだような、あいまいな空間の中で迫力ある素晴らしい演劇を見る事ができました。

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次週は、AAPA「COVERS」・横浜ダンス界隈2009 が続きます。

BankART school 8-9月期修了

BankART schoolの8-9月期が一部講座をのこして修了しました。

【水】福住廉ゼミ「アートの綴り方4」
展覧会についての評論の書き方や表現の仕方など学びました。受講生と先生とのやり取りが何度も繰り返され、自分の書き方を追究する授業となりました。この講座は修了しましたが、有志の受講生で集まって「HAMArt! vol.4」が編集される予定です。
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【木】住友文彦ゼミ「映像を使った現在の表現」
10月末からスタートするヨコハマ国際映像祭2009に連動して企画されたゼミ。映像祭に出品する作家の作品や様々なジャンルの映像を見て、知識を深めました。最終会では、課題とされた携帯電話を使った1分間の作品をみんなで見て講評会。見方の面白さを発見しました。
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【金】大野慶人ゼミ「肉体の迷宮」
「歩く」「見る」「触れる」など、体の動きひとつひとつを見つめて「踊り」に結びつけていきました。最終会では、大野一雄フェスティバル2009のオープニングパーティーでこれまで行ってきた授業の成果を発表。みなさん緊張していましたが、堂々と発表していました。
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【土】木下直之ゼミ「ミュージアムのある暮らし-さてどんなふうにつき合おうか-」
美術館だけではなく博物館、見世物、動物園などあらゆる「ミュージアム」に着目し、実際に訪れながら、「ミュージアムって何だろう」という問いを、成り立ち、装置の仕組み、可能性などを手掛かりに考えていくゼミとなりました。
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どの講座も受講生が積極的に関わり、内容の濃いものばかりでした。
最終会ではみんなで乾杯。講座お疲れさまでした。

大野一雄フェスティバル2009開催

「大野一雄フェスティバル2009」がスタートしました。
今年は「過去」に目を向け、現在の視点からアプローチを試みます。特別企画として、大野一雄氏とも交流のあったピナ・バウシュを追悼する「RESPECT PINA BAUSCH」も開催。公演だけではなく、シンポジウムや展覧会も行います。

今日はオープニングパーティーが開催され、多くの皆様にご来場頂きました。
初めに、日本文化財団理事長の佐々木修氏にピナ・バウシュについてのレクチャーをして頂き、それから乾杯と続きました。
パーティーでは、BankART schoolで大野慶人さんのゼミによるパフォーマンスと、初日に公演を控えているズニ・イコサヘドロンのスペシャルパフォーマンスが行われ、会場を湧かせました。

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明日からの公演 楽しみです。

建築WEEK2009

大型連休の中、BankARTでは「まちの建築家と話そう!遊ぼう!」と題した、JIA(日本建築家協会)神奈川のイベントが2日間に渡って行われました。
ワークショップでは2mほどの細長い角材をゴムで組み合わせ、3層に及ぶ大きな家を作成。子どもたちももちろん楽しんでいましたが、大人の方々の方が真剣なまなざしで夢中になっておりました。

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他にもセミナーや設計コンペティションなど、建築についての催しを開催。

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第4回 大地の芸術祭終了

越後妻有トリエンナーレ第4回 大地の芸術祭が終了しました。まつだい農舞台で閉会式が開催され、「まだ撤収作業があるものの、終わってしまって寂しい」という北川フラムさんの言葉には、何かぐっとくるものがありました。実行委員会のみなさま、こへび、おおへび、地域の方々、作家のみなさま、関係者の皆様、展覧会にきて下さったみなさま、本当にお疲れ様でした。

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今回は、BankART妻有「桐山の家」の周辺にも、クロード・レベックや川俣正さん等、重量級の作品も増え、バスツアーのコースにも入ったおかげで、コンスタントに多くのお客さんがいらっしゃいました。後半は、1日に650人来場の日もあるほどでした。
田中信太郎さん、原口典之さん、吉川陽一郎さん他、多くの作家に参加していただきました。
「桐山の家」は、落ち着く、気楽に楽しめるというお客さんの反応を多くいただいたように思います。長居される方もいました。
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今回も地元の方々から、多くの野菜や果物などを頂きました。ありがとうございました。
また、ご来場のみなさま、どうもありがとうございました。次に桐山でお会いする時を楽しみにしています。
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夜7時から夜中まで! 集まれ!アートイニシアティブpart 2 ミーティング

ヨコハマクリエイティブシティ国際会議の終了後、BankARTでは夜の7時からいよいよ本番となります。恒例の夜に開催する会議。日本全国、また海外から計43組のゲストをお招きし、今後の方向性を話し合う分科会です。

以下のテーマについてチームに分かれて会議をします。
「レジデンスプログラムの展開」(英語での会議)
「制作と観客の創成」(英語での会議)
「大学と都市」
「地域との恊働」
「集合アトリエ~クリエーターの誘致の可能性」
「アートイニシアティブの経済」
「流通せよ!アートコンテンツ」
「応答する美術館」

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白熱する各チーム。予定時間を大幅に過ぎ、全体会が終了したのは0時前でした。
全体会が終了した後も1階のPubでは続きの議論が行われ・・本当に熱い夜となりました。

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集まれ!アートイニシアティブpart2基調講演

「集まれ!アートイニシアティブ」が始まりました。横浜市で行われるヨコハマクリアイティブシティ国際会議2009に関連して企画され、第2回目となります。
今日は、横浜美術館の館長である逢阪恵理子氏をお迎えし、基調講演を行いました。
横浜市が掲げる創造都市を軸に、これから横浜市の美術館としてどのような方向性で向かうかなどお話し頂きました。

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明日は、全国からゲストをお招きしていよいよ分科会が開催されます。