これまでもBankART Studio NYKで2018年まで毎年開催していたプロダクトデザイン専攻 卒業制作・修了制作展。
久しぶりに馬車道のBankART KAIKOとBankART Temporaryで開催した。
学士と修士合わせて57名の作品が会場に並ぶ。既に商品としても世に出てもよさそうなプレゼンテーションもある。
3日という短い期間だが、1日300人を超える来場があった。
「TPAM – 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2021」1月24~2月14日
国内外の舞台関係者が、公演プログラムやミーティングを通じて交流する国際舞台芸術ミーティングのTPAM(ティーパム)が今年も横浜で開催された。今回で25回目を迎える。
例年、海外から関係者を多く招くため、期間中このエリア周辺が多国籍な街として賑わいを生んでいたが、今回はコロナ禍のため、ほとんどの演目が、オンラインを駆使しての開催となった。
BankART Temporaryでは、1月24日からプレイベントがスタート。1Fホールでは、ドイツの作曲家ブリギッタ・ムンテンドルフ とドラマトゥルクのモーリッツ・ローベックによるインスタレーション『COVERED CULTURE』を展示。(ゲーテ・インスティトゥート東京主催)
3FはTPAMがディレクション。シンガポール出身のアーティスト、ホー・ツーニェンがYCAMとのコラボレーションで取り組むVR作品『Voice of Void(ワーク・イン・プログレス)』を上演(会期前半)。会期後半は、ミーティングを開催した。
来年度からはYPAMと名前を変え、再び横浜で12月に開催予定。活躍を期待したい。
BankART AIR 2021 WINTER オープンスタジオ @BankART Station & R16 studio スタート! 2021年2月8日
「AIR2021@BankART Station」と「R16 Studio Open studio 2021」がスタートした。非常事態宣言中なので、公式のレセプションもないが、コロナ禍、寒空の中、みんなめげないで頑張って制作展示している。観客もそれほど多くはないが、それでも作家たちが滞在制作しているので、熱心に訪ねてくれる人もいる。場所は、BankART Stationはみなとみらい線の新高島駅地下1F。R16スタジオは、そこから徒歩7分ぐらいの東横線の廃線になった高架下、市営地下鉄高島町駅(国道16号線側)上にある。午後5時からはR16スタジオで巨大な名月を楽しむことができる。是非、一度のぞいてみてほしい。
会期2021.2.5~7 2.12~14 11時~19時。
BankART AIR 2021 WINTER オープンスタジオ @BankART Station & R16 studio スタート! 2021年2月7日
「AIR2021@BankART Station」と「R16 Studio Open studio 2021」がスタートした。非常事態宣言中なので、公式のレセプションもないが、コロナ禍、寒空の中、みんなめげないで頑張って制作展示している。観客もそれほど多くはないが、それでも作家たちが滞在制作しているので、熱心に訪ねてくれる人もいる。場所は、BankART Stationはみなとみらい線の新高島駅地下1F。R16スタジオは、そこから徒歩7分ぐらいの東横線の廃線になった高架下、市営地下鉄高島町駅(国道16号線側)上にある。午後5時からはR16スタジオで巨大な名月を楽しむことができる。是非、一度のぞいてみてほしい。
会期2021.2.5~7 2.12~14 11時~19時。
「アートブック/アートグッズpart2」開催中! 2021年1月23日
「アートブック/アートグッズpart2」が、 コロナ禍の中、「BankART KAIKO」で、1月15日(金)から開催されている。これまで BankARTの活動でおつきあいいただいた作家と公募で作品を提供していただいたクリエイターからなる。作品の価格帯を200円(ポストカードのようなもの)から10万円とし、作家が作品を提供しやすく、購入される方にとっても、プレゼントクラスの価格帯に限定した。参加クリエイターの数は、180名を超え、画集や出版物を加えると2,000点は優に超える。
単価が安いというのもあり、一日に数十点「作品」が購入されていく。これまでのBankARTの大半の催しが、大型で主に見てもらうだけの展覧会が多かったので、こういった経験はとても貴重である。「家に作品をもって帰る」という「事件」は、売る側も購入する側も、そしてつくる側も、自然に背筋をのばした責任感のある気持ちにさせてくれる。こうしたいつもと異なる気持ちは、家族に浸透し、社会ににじみ出て、近い将来、きっと大きな花をさかせるだろう。
HOLIDAYS 新作公演「BLANK」 2020年12月3〜5日
2020年12月3〜5日 HOLIDAYS 新作公演「BLANK」
12月3〜5日深堀絵梨主宰のパフォーマンスグループHOLIDAYSの新作公演 「BLANK」をBankART Stationにて行なった。
HOLIDAYSは、2017年BankART主催のCafe Liveの公募にて選ばれたチーム。ちゃぶ台もパフォーマーの一人と言わんばかりに、演者とともに縦横無尽に動き回る、ユーモア溢れる作品を展開していた。
今回はコロナ対策を踏まえ、完全予約制、少人数観客向けのトライアル公演を開催。
ダンスと演劇にAR(拡張現実)を融合。観客は、生のパフォーマンスとタブレット越しのヴァーチャルな効果も同時に楽しむことができた。従来のことができない状況だからこそ、新しい表現に試行錯誤し、果敢に取り組まれていた。
「M meets M 村野藤吾展 槇文彦展」オープニングレセプション 2020年10月30日
10月30日(金)、「M meets M 村野藤吾展 槇文彦展」のオープニングレセプションを新築の横浜市庁舎の巨大なアトリウムで開催した。コロナ対策もあり、人数を定員200名に絞った会だったが、囲いの外や2Fの踊り場からも、たくさんの人がその様子をご覧になり、なごやかな雰囲気で会は進行した。
最初の挨拶は、横浜市副市長の林琢己氏。林文子市長からの挨拶文の代読に徹しておられたが、最後に金沢区長時代に槇氏との関係があったというなつかしいエピソードをお話しされた。村野藤吾展の企画者のひとりでもある松隈洋氏は、近現代建築についての日本を代表する研究者だが、村野建築のエッセンスの話のあと、村野氏のお孫さんにあたるご遺族を紹介された。最後に槇文彦氏。背筋をのばしたその姿は力強く、村野氏に対するリスペクトと横浜との関わり、この展覧会に参加できたことを喜んでいることをお話しいただけた。
会はのべ30分ほど飲食もない短いものだったが、そのあと二会場に各々展示をみにいかれ、会話を交わし、その余韻を楽しまれていた。
「M meets M 村野藤吾展 槇 文彦展」 2020年10月30日〜12月27日
M meets M 村野藤吾展 槇文彦展がスタートした。旧帝蚕倉庫を復元リノベーションした「BankART KAIKO」と旧第一銀行(元横浜銀行)を一部保存、復元した「BankART Temporary」がその会場だ。
村野氏にしても槇氏にしても、建築に携わる人にとっては、誰もが知っている著名な建築家だが、一般の人は建てられた建築はよく知っていても、案外、建築家の固有名詞とは結びつかない。村野氏でいえば、新高輪プリンス、赤坂離宮(迎賓館)、関西大学、旧横浜市庁舎、箱根プリンス、大阪そごう、等。槇氏でいえば、スパイラル、幕張メッセ、金沢区シーサイドタウン(都市計画、並木第一小学校など)、東京体育館、新横浜市庁舎、ヒルサイドテラス等。すべて街に溶け込んでいるポピュラーな建物だ。
さて、今回偉大なといっても過言ではない建築家2人を同時にフォーカスすることになったが、これは最初から二人展として企画されたものではない。展覧会構成のクレジットが、各実行委員会からなっているように、もともと独立した展覧会として企画されたものだ。
ならば、なぜ「M meets M 村野藤吾展 槇文彦展」になったか?
ふたつの会場の差、二人の世代の差、建築技術(図面も含めて)の違い、などもあいまり、二つの展覧会は、はっきりと印象の異なるものと感じた人も多いはずだ。一言で表すと、暖かさが残る等身大の建築と、他方、手垢を残さないクリアーでモダンな建築、といったところであろう。が、その世代の異なる差異が強く感じるかというと、ディテールへのこだわり、そこにいる人を考えた空間、建築の大きさや豊かさに対する感覚、集中と開放など、様々な断面で、時代を超えて同期している印象の方が強い。そういった意味において、MはMに引き継がれて、つぎのMを生んでいくのだ。「M meets M」というフレーズは、そんな日本の建築界の力強いリレーが、今まさにここ横浜でおこっていることを、皆さんに見ていただければという思いから企画されたのだ。