この講座は、写真家の楢橋朝子さんによる、受講生の写真作品の講評がメインだが、毎回最初に楢橋さんから現在活躍しているの写真家の紹介がある。初回はメキシコの写真家、マヌエル・アルバレス・ブラボ。
その後、受講生の作品講評。ほんとうに全員が全く違うタイプで、見ていて面白い。楢橋先生がひとりひとりの作品を丁寧に読み解き、掘り下げる、その理解ある補助線が、この後皆の作品にそれぞれどう影響していくのか、全6回が楽しみな講座です。
BankART school 村田真+和田菜穂子「美術館の読み方、楽しみ方」がスタート2017年5月15日~
今回初めて講師を担当する和田氏は建築+アートの分野を横断し、キュレーションやアートマネジメント等、多岐にわたる活動をおこなっている。本講座は、村田(美術)と和田(建築)の2人の講師によるそれぞれの観点から近代以降の日本の美術館の成り立ちから美術館の建築史を分かりやすく掘り進めていく予定だ。具体例として東京、神奈川に限定した美術館を毎回取り上げていく。初回は村田真校長が担当。取り上げられた美術館は、東京国立博物館、東京都美術館、神奈川県立近代美術館。これら3館はル・コルビュジエの弟子の建築家たちが設立をしたという共通点がある。コレクションありき、団体展、企画展とそれぞれの展覧会様式を比較しながら、各美術館の成り立ちについて言及した。
朝鮮通信使祭列席とホンティアートセンター訪問 2017年5月8日
5月の連休の頃は、毎年釜山へと招かれます。釜山タワーのある龍頭山公園周辺を中心に、朝鮮通信使祭が毎年行われるからです。今年も例年通り好天に恵まれ、式典や行列に列席してきました。
今年は特に、現在日韓共同登録申請中の、朝鮮通信使のUNESCO世界記憶遺産への登録の可否がこの秋に決まることになっており、それを祈願する催しなども行われました。
翌日は釜山市街から西方に向かい、ホンティアートセンターへ。
釜山文化財団との協定により、レジデンスの交換プログラムの準備を進めているため、施設と周辺の下見に。周囲は工業地帯ですが、合間にアーティストのスタジオが点在しているそうで、徒歩3分くらいのところに、区が新たなレジデンス施設を新設していました。また新しくできる釜山市の現代美術館も近くにできるとあって、これからが楽しみな地域のようです。