いよいよ来週末からはじまる3つの祭典「横浜トリエンナーレ」「BankART Life2」「黄金町バザール」。
この中のひとつ「黄金町バザール」で使用されるスペース「黄金スタジオ」がBankART桜荘のすぐ裏手、京急線高架下にいよいよ完成間近な模様です!
「防犯とアート」をコンセプトに、地元・警察・行政が一体となった文化芸術拠点である写真右側の桜荘ですが、この「黄金スタジオ」をお隣に迎え、今後どのように発展していくのか楽しみです。
Event
チラシ大量発送
Life 2のチラシの発送がはじまりました。
ここまでくると、いよいよ企画が形になってきたのだなあと、ますます感慨深い思いです。
実際は感慨に浸っている場合ではなく、7000以上の部数を手作業で発送するという過酷な作業。あまりに膨大な量なので、チームに分かれての流れ作業も だんだんと対抗戦のごとく白熱し、最後の方は初めにかかっていた時間より半分の時間で作業できるようになりました。
毎回更新されていく記録に興奮しながら、しばしアスリートの気分を味わいました。
あと10日。Life 2が始まるまで、チラシを眺めてわくわくしながらお待ち下さい。
ぴおシティ展示終了!
8月も終わり、夏の暑さは何処へやら。日が短くなり、虫の声に気がつくようになった今日この頃。
ぴおシティで開催されていた「モボ・モガを探せ!again & again」も終了しました。
5月のLandmark Project 3 をきっかけに始まったぴおシティでの展示も早4ヶ月。最初は困惑気味だった周囲の反応も、徐々にBankARTの存在を受け入れてくれました。体験型映像作品に熱中するおじさんや、横浜の町を知る年配の方々に知られざる横浜の昔話を聞かせてもらったり、スタッフにとっても新鮮な出会いがありました。
最後の日に撤収作業をしていたら、近所のお店のオーナーに声をかけられました。もっと続けてほしいとのこと。うれしいことです。
BankART Life 2では、また新たな展示空間に生まれ変わります!
パラダイスへむけて
9月1日。いよいよ目前となってきたBankART Life 2 。
今日は、BankART Studio NYKの屋上でのプロジェクト「ルーフトップパラダイス」の定例会議が行われました。屋上の模型を前に綿密な打合せが行われ、総勢26組の作家の方々、みかんぐみのコーディネートによって形づくられていきます。
建築家、アーティスト、設備系、園芸系の作家が意見交換し、屋上の新しい街へむけて着々と準備をしています。とても楽しみです。
「夢と覚醒」展オープン
本町実験ギャラリーにて「夢と覚醒」展がスタートしました。
初日はオープニングパーティーが行われ、雨の中、多くの方々にご来場いただきました。
出品作家の藤井信子さん、藤本涼さんをはじめ講師をつとめるアートフロントの藤本俊幸氏のほか村田真校長も参加し、無事に和やかなパーティーを過ごす事ができました。
3人の先生方の指導のもとスクール生自らが企画構成し創りあげた展覧会です。
ぜひご覧下さい。
会期:8月30日(土)~9月7日(日)
時間:11:30~19:00
みなさまのご来場をお待ちしています。
エリカさんの旅立ち
ブログでも何回か紹介しているインクランドのサンダーランド大学とBankART1929のレジデンス交流プログラムで来日しているエリカ・タンさん。
レジデンス終了の為、スタッフ間でささやかなお別れ会をおこなった。2009年にBankARTでも展示予定の作品となる滞在中の制作の写真をみせてもらい、展示会がとても待ち遠しく思えた。イギリス的な習慣が影響しているのか、シニカルなジョークが得意なエリカさん。滞在中なんども、そのジョークを本気にしてからかわれた。毎日展覧会準備に明け暮れているスタッフを労ってか「トリエンナーレには、また横浜に戻ってくるからね。みんなそれまでALIVE(生存)していてねと」大きな笑顔でバーイと帰っていった。
巨大プリンターあらわる!
オフィスに新しい仲間がやってきました。
大きなポスターの作成や、布にも印刷できる大型プリンターです。
いままでは60cm幅のプリンターを使用していましたが、新たなプリンターは110cm幅まで出力できる心強いマシンです。
BankARTLifeに向けて、オフィスの窓際に2台並んで大稼働する予定です!
スクールや展覧会などでいつもお世話になっている写真家の井村さんがプリンターの設定を助けてくださいました。ありがとうございました。
変化する街
1929 YokohamaからNYKに向かう通り沿いにある公団住宅「海岸通団地」。
今秋にも解体される予定の団地ですが、昭和の表情を色濃く残し、開発が進むこの一帯でぱっと目をひきつけます。
先日まで開催されていた、森日出夫さんも出品された「海岸通団地写真展」では内部も一部開放していました。生活感と懐かしさに溢れ、団地としての風情を 感じました。
みるみる変化していく街の風景。
取り壊したり建てかえられたり、繰り返されていきます。
花をつくるかい
今日はBankART桜荘で、丸山純子さんの“花をつくるかい”にお邪魔しました。
この花は、BankART Life2 で横浜市庁舎に展示されるものです。時折おしゃべりをしつつ、みなさん手元では淡々と作業を続けていました。
途中外に人が集まりだし、先日桜荘で夜話をしてくださった谷口安利さんの姿を発見。今日は地域をパトロールする「交番の日」だそうで、みなさん揃いのベストに身を包み出動されました。その他にもみかんぐみさん御一行をお見かけし、まちの繋がりをしみじみ感じました。
さてさて約4時間の滞在で、みなさんの前にはそれぞれ20~40本のお花が。なのに私は4本だけ!…お世話になりました。
花びら一枚、一つ一つ手の中で生まれる花たち、どんな風に咲いてくれるのか本当に楽しみです。
A Mad Tea Party with Ambassador
現在、サンダーランド大学とレジデンス交流事業で、イギリスに滞在中の白井美穂さんから頂いたテキストをご紹介します。
イギリス東北部サンダーランド周辺で2ヶ月に渡り滞在制作をしています。日英通商条約締結150周年ということで、長い鎖国の後に初めてヨーロッパに足を踏み入れた岩倉具視使節団を不思議の国の「アリス」に重ね合わせた「A Mad Tea Party with Ambassador」(仮題)というショートフィルムの制作を行っています。現地の役者さん8名と大勢のクルーと共に過酷な日々を過ごしています。写真はルイス・キャロルが実際に滞在・執筆していたWhitburnという所で撮影した1シーンです。途中嵐になったり幽霊出たりで大変ハイテンションな撮影になり、貴重な体験をしました。展覧会は10月にイギリス、来年日本でありますので是非見にきてくださいね。