NIGHT TALK SYNC YOKOHAMA 2019年11月29日

横浜市主催で、11月1日〜12月27日に、イルミネーションと先端技術を活用した都市的スケールの光をシンクロさせるナイトアートプログラム「NIGHT SYNC YOKOHAMA」が開催されている。このイベントを記念してのトークイベントが、11月29日にBankART Stationで開催された。
 本企画演出を手掛けるライゾマティクス・アーキテクチャーの齋藤精一氏、本イベントのAR演出を担当するクリエイター集団・面白法人カヤックの唐沢浩介氏、恵良隆二氏(横浜市芸術文化振興財)、河本一満氏(横浜市文化観光局)といった関係者が登壇した。開催中のナイトアートイベントのコンセプトだけでなく、行政・民間が共同して創る横浜という都市のあり方や、デザインやテクノロジーの活用、横浜の夜を盛り上げるために何ができるかなど、幅広いテーマについて語られた。

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AIR2019アーティストトーク 2019年11月23日

現在実施中のAIRプログラム[10/28〜12/21]。その開口部のプログラムのひとつとして、土曜日毎にアーティストトークを開催している。今期は、ステーションの13組、R16スタジオに8組が、4〜5チームずつプレゼンを行う。1チーム20分という短い時間だが、作家たちのこれまでの活動や思いを聞くことができる。質問タイムでは、賛否含めて、様々な意見が飛び交う。外部からの参加もあり、少しづつ温度があがっていく。

第1回 11月9日  関 直美(R16)/斎藤雄也/堀江和真/渡邉麻紀子(R16)
第2回 11月16日  樋口昌美/朝倉小冬深/似て非works(R16)/安田拓郎(R16)
第3回 11月23日  富田紀子/Qiao Wanwan/黒田英美/久保萌菜
第4回 12月7日  佐藤悦子/テラダケイゴ(R16)/渡辺 篤(R16)/土屋信子(R16)
第5回 12月14日  宮本廉太郎/西山功一/チーム・ソラ(team SKY)/細淵太麻紀(R16)/リン・チャーチル×おどるなつこ×宮森敬子

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ヨコハマみなとみらい物語  2019年11月12日

BankARTスクールの秋の講座では、「ヨコハマみなとみらい物語」という
ワークショップ、実践形式のゼミを行っている。みなとみらい線の新高島駅周辺は、50年前に計画された6大事業の最終章にさしかかっており、数十に及ぶ建築群が現在建築中である。こうした状況の中、新参者のBankART1929としては、この地域を形成している(きた)歴史や、企業、人、仕組みなどを、この一大勉強会をとおして、学んでいき、皆さんと共有していきたいと考えている。
 ゼミでは、みなとみらい地区の様々な企業、行政、市民、学者の方をお招きする。ゼミ生はそれらの講義を参照して、自分で追求したいテーマをみつけ、街に飛び出していく。例えば、みなとみらい線の会では、各駅のデザインの話が取り上げられたが、それを受けて建築家の伊東豊雄(中華街駅)や内藤廣(馬車道駅)さんにインタビューをお願いしたり、写真のディテールを撮影しにいったりしながら深く街にはいっていく。
 そういったものが集積されて、2020年の春には一冊の本「ヨコハマみなとみらい物語」が完成する予定である。

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BankARTスクール「ヨコハマみなとみらい物語」 大石龍巳(横浜高速鉄道部長)2019年11月5日  

この講座は、現在急ピッチで開発が起動しはじめた「みなとみらい新高島地区」を中心に、その歴史や、どういった仕組みで開発が進んでいるか?あるいはどういった方向に向かっているのか?についてのゼミである。本日は前回の全体概説に続き、「みなとみらい線」がテーマに横浜高速鉄道の大石龍巳氏にお話を伺がった。
最初に、なぜみなとみらい線が生まれたかについて丁寧に説明された。次に『地域に愛され、地域の財産となる個性とアメニティあふれる駅デザイン』というコンセプトの元、駅舎、車両、その他のサインなどが非常に丁寧にデザインされていることを強調された。馬車道駅は建築家の内藤廣、元町・中華街は伊東豊雄が手がけており、ドーム構造をもつ駅舎は、通常の地下鉄のそれに比べ、極めて大きく美しくデザインされているという。路線延長の話はでなかったが、年間の乗客数は初年度2004年の4,400万人から、2018年度は7,800万人へと徐々にだが、確実に増加しているそうだ。今後の展開としては、余裕のある各駅舎を活用し、展覧会やイベント等、人々が集い、楽しめる空間へと変換していきたいとのこと。

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AIR2019 again ウェルカムパーティ 2019年11月1日 AIR2019 again ウェルカムパーティ 2019年11月1日 AIR2019 again ウェルカムパーティ 2019年11月1日

11月1日(金)にAIR2019 againとR16スタジオの新規入居アーティストのウェルカムパーティ(顔合わせ)をStationで開催した。
通常AIRは春に行うが、来年度は横トリとの関係などで展覧会がたてこんでいるので先行で行った。(よって来年度は開催不可)
今回の入居者はペインターが多く、人数も絞ったので、ひとりあたりの面積が大ききいのでのびのびと制作して欲しい。
オープンスタジオは、12月13日(金)から予定している。またお知らせします。

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横浜ガジェットまつり2019 2019年10月25日

「横浜ガジェットまつり」は、手作りガジェット[デジタル家庭電化製品、目新しい小型の電子機器など]や新開発の製品などを見て触れて、エンジニアやクリエーターと市民が交流できる場を作ろうと、富士ゼロックスの有志の呼び掛けで2015年に始まった体験型交流イベント。4回目となる今年は、企業10社と横浜市経済局による実行委員会が共催し実施された。開催場所は、富士ゼロックス、横浜三井ビル、日産グローバルセンター、京セラ、資生堂パーラー、京急本社など、そのなかになんとBankART Stationも。BankART Stationは出展エリアのひとつとして、またトークセンション会場として活用された。出展ブースでは、VR、ロボット、AIなどのガジェットたちが、企業や大学、NPOなど他会場含め100団体以上が参加。学生や、小さい子供を連れた家族連れなどの来客も目立った。
トークセッションでは、クリエーターと拠点を結び付ける「芸術不動産事業」や、10月末に関内に誕生するベンチャー企業成長支援拠点「YOXO BOX」、ナイトアートプログラム「NIGHT SYNC YOKOHAMA」、2020年に中区・山下ふ頭に誕生する「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」などによるトークが行われた。

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「カフェ」と「ブック/グッズショップ」と「図書コーナー」 2019年10月24日

BankART Stationにも「カフェ」と「ブック/グッズショップ」、加えて、外通路にもちょっとした「図書コーナー」が誕生した。まだ書籍数も少なく、カフェの営業時間も短い暫定オープンだが、一般市民に対する窓口的な空間が生まれたことは喜ばしい。今年の冬にオープンしたときには、あるイベント開催が押していて、空調工事やオープンすること等を優先させていたので、こうしたユーティリティーは未着工だったが、ここにきて本来必要だった基本の空間が出そろった。
とはいえ、新高島駅周辺は、街中が巨大な工事中だらけの未完の領域。「こんな場所にこんなのがあるの?」的なまだまだ知られていない「BankART Station」。これからも、このみっつの機能を全開しながら、新参者としての丁寧な元気な立ち居振る舞いを行っていきたい。

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BankARTスクール 福住 廉「アートの綴り方 vol.9」 2019年10月16日

10/16 (水)
福住ゼミ第一回目

美術評論家の福住廉氏の「アートの綴り方vol.9」が久々に開講座された。このゼミの目標は、「展覧会の批評が書けるようになること」。
授業前に文章を提出し、福住氏から添削をもらうというのがひとつのループだ。
今日の授業の前半ではその添削の話を、後半では文章の書き方について講義があった。
また文章の構成について説明があり、その後実践として他己紹介を行った。文章の構成についても言及され、「話の始めに論点を書き、その後具体例を挟みながら、最後にまた論点で終わらす」ことが大事だと強調された。

次に、2人1組になり、互いにインタビューをし、他己紹介を行った。初対面の人が多いため最初は手探りで相手に質問していきながら、自分が面白いと思った部分を深掘りしていく。その後、400文字で文章を考えていくが、これが意外と難しい。書きたいことがありすぎてまとまらないのだ。その時に肝心となるのが「論点」を決めることで、自分はその人の何を伝えたいのか、インタビューで書き留めたメモを頼りに考えていく。最終的に、この文章は宿題となり、福住さんから、丁寧に添削された赤いメールが皆に届くというのが、ひとつのループである。

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「医療マンガ大賞」トークセッション 2019年9月30日

横浜市医療局が展開する広報プロジェクト「医療の視点」。その最新の取り組みとして、マンガを活用した医療に関するコミュニケーションギャップの改善を目的に、患者や医療従事者が体験したエピソードに基づいて「視点の違い」を描くマンガ賞「医療マンガ大賞」を開始した。その企画のトークセッションイベントがBankART Stationで開催された。登壇者は、佐渡島庸平(コルク代表)、こしのりょう(マンガ家)、大塚篤司(SNS医療のカタチ)、井上 祥(メディカルノート/医師)。有名医療漫画を例に挙げ、正しい知識であること、また分かりやすく、漫画的楽しさがあること。また医師・患者それぞれの視点などのキーワードをポイントで解説された。

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松本倫子展「ニューヨークに銭湯」スタート 2019年9月27日

松本倫子氏の「ニューヨークに銭湯」が始まった。彼女がしゃれででつけたタイトルだが、本人は本気で、ニューヨークの銭湯を自身の作品で埋め尽くしたと夢見ているようだ。この兆し、実をいうと現在でもあり、大磯の古い平屋の家は、既に彼女の世界であふれている。ふすまなど、家のいくつかの部位に絵をどんどん描き始めている。まるで小さな子供がよくやるように、自分の世界をここぞとばかり夢中になって繰り広げている。これまでの一日一枚というペースは、一日一平方メートルというペースになり、一年たつと365平米のお風呂として建築クラスの空間も埋め尽くしてしまうかもしれない。最近地方都市でも頻繁におこなわれるようになった現代美術祭等で、古い銭湯などを誰かが提供してくれないか密かに願っている。

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