BankART妻有にいってきた。春の時期にタイミングを逃してしまい、今頃になって雪囲いを外す羽目になってしまった。情けない。せっかく手に入れた大切な家とスペース。集落の人たちにも申し訳ない気持ちで一杯だ。打ち付けた板を外して中に入ると、案の定、人の住まない家はかびくさく、湿気ていて、猫か、よくわからない小動物が荒らした跡がある。畳を拭き、布団を干し、風を通す。少しずつ家に生気が蘇ってくる。やっぱり夏の妻有はいい。今日は時間がないので、引き上げるしかないが、今年の夏も例年通りまとまったプログラムを組む予定だ。本音をいうと、横浜トリエンナーレ開催年にあたる今年は、 BankARTも連動した大きなプログラムを組んでいるので大忙しだ。でも妻有は妻有。せっかくいただいた素晴らしい環境。あまりたくさんは無理だけれど、きちんと活用・運営していきたい。また来ます。
BankARTschool 7-8月期スタート!
先週よりスクールの7-8月期が始まりました。
今期は、定員を超えるほどの人気の講座が多く、初回の終了後に行っているPubでの乾杯も賑やかです。
金曜日に行われた講座は「私の考えるクリエイティブシティ・ヨコハマのこれまでとこれから」
この授業は、横浜市の若手職員が講師をつとめる新しい試みです。
担当者それぞれが思い描くクリエイティブシティを熱く語り、専門家のゲストがつっこみを入れ、目付役の課長がフォローする仕組み。
実感を持った現場の声や、問題点などが聞けて、ゲストからの鋭いつっこみもあり、授業はゆるやかな雰囲気の中でも核心に触れる充実した内容でした。
市民からちょっとわかりにくいと思われているクリエイティブシティの全貌が徐々に明らかになってく予定です。
今秋に行われる世界創造都市プレ会議にむけて、この授業を収録した書籍化を予定しています。
左から鈴木伸治氏、藤幡正樹氏、鳥丸係長、川口本部長、日詰課長
鉄馬と自転車
最近BankART1929スタッフのあいだでチャリ通が流行っています。
施設も増えたので、施設間の移動に非常に便利で、また適度の気分転換になります。
現在BankART 1929 Yokohamaで開催中の「HARLEY THE HISTORY展 昭和を駆け抜けた、鉄馬と日本人」展は、ハーレーダビットソンの生誕105年を記念した展覧会で、その歴史を写真、広告や名車の展示にて堪能できます。特に、1902年型のサイドカー付バイクは、なんだかブリキのおもちゃのような愛らしさです(値段が付けられないくらい高価とのことですが)。もう走れないのでしょうが、この名車に乗って街を走れたらどんなに楽しいか、そんなことを思いながら、今日はMy自転車で黄金町まで駆け抜けました。
心ある掃除機
日本で電気掃除機が発売されたのは1931年で、60年代の団地ブームで絨毯の洋室が増えたことをきっかけに一般家庭にも普及し始めたそうです。
40年の間に軽くなって、小さくなって、静かになって、性能はうんと進化しました。近頃では、部屋中を走り回って勝手に掃除してくれるロボットのような掃除機も登場しましたね。
手塚治虫の描いた世界の先、例えばあと40年経った頃にはどうなっているのでしょう?
掃除機とコミュニケーションが取れる日も近いでしょうか。「なんでこんなに散らかすの!」と叱られてしまうかもしれません。
ちょっと前にオフィスにやって来た新しい掃除機を見て、機械の未来を想像しました。
この掃除機、何度見てもウルトラマンの顔のように見えて仕方ありません。
ちなみに今年の秋、BankART1929では横浜トリエンナーレと同時開催するの企画展のひとつに「心ある機械たち(仮称)」を予定しています。
夏
夏だなと感じました。NYKの改修工事も終盤にかかっていて、状況を見に向かう途中、県庁の第二合同庁舎を通り過ぎるあたりで、改めてそういう感じがありました。
7月11日は、87年に、地球の人口が50億人を超えた日で、50億人目に生まれたといわれ、祝福された人は、21歳の誕生日を迎えました。 NYKに生まれるスペース、BankART Miniは、骨格がはっきりとしていて、使用時のイメージを膨らませたりしました。もうすぐ生まれます。元気のいい子が生まれることを願います。
シゴカイ清掃
BankARTのお隣さん、建築家やデザイナーが入居している本町ビルシゴカイ。
BankARTもその中に「BankART金庫室」という場所を持っています。
月に一度開かれる「シゴカイギ」の前に恒例となっているのが「シゴカイ清掃」。
今日はあいにくの雨でしたが、それでも本町ビル周辺の路上のゴミを拾ったり雑草をむしったり、ビル入口前の地下鉄入口のガラスを掃除したりと、シゴカイ住民と共に清掃に励みました。
短い時間の清掃ですが、少しはきれいになったかな、と思います。
桜荘夜話vol.4 谷口安利さんの『黄金町雑談』
桜荘夜話vol.4のゲストは、和服姿で登場の谷口安利さん。100年続く老舗駄菓子屋谷口商店の店主です。初黄・日ノ出町のまちづくりの為に、日々走り回っています。そして、先日押し入れで発見されたという、100年前の生地で作った谷口商店のハッピのお披露目をされました。“煎豆”という文字が胴回りを巻いたすてきなデザインでした。
さて、お話で印象的であったのは、4歳の時に体験した横浜大空襲の事です。空襲は、ほん2,3時間の間の出来事。一気に街中が火の海になりました。東小学校に逃げた人々は、隠れ場所を2手に分けられ、仕方が無く防空壕に入った谷口さんを含む4人だけが助かった。谷口さん曰く、みんな経験し、惨状を見ているのだけれど、忘れたいためか、話さないでいるうちに、本当に忘れてしまったのかもしれないとの事でした。また、広範囲に渡って街が燃え崩れた後日、高台から見ると焼け野原の中に、日本郵船や松坂屋等の石造りの西洋建築がきれいに残っていたとの事です。その話を聞いて、BankART1929 Yokohamaの旧第一銀行も、大戦争の戦火に耐え残り、歴史的建造物として、現在活用させていただいているという事を実感しました。
サンダーランド大学とのレジデンス交流プログラム
インクランドのサンダーランド大学とBankART1929のレジデンス交流プログラムが始まります。このプログラムは、イギリスと日本の間で初めて調印された日英修好通商条約の150周年を記念して行われます。イギリスと日本から、アーティストがそれぞれの国に7-8月の2ヶ月滞在し、作品を制作します。
今回参加するお二人のツーショット。イギリスから来日したばかりのエリカ・タンさんとまもなくサンダーランドに発たれる白井美穂さん。
エリカさんはシンガポール生まれで、ロンドン在住。作家活動だけでなく、キュレーターとしても活躍しています。白井さんは、BankARTの展覧会には何度もご参加頂いているので、作品は皆さんおなじみかと思いますが、こんな感じのお方なのです。
お二人の作品は、10月にサンダーランドで展示され、2009年にはBankARTでも展示されます。どんな作品になるのか楽しみですね。
本日のお客様
本日のBankARTパブのお客様は初来館。キャップをかぶった元気なおじさま。たまたま通りかかったのかと思いきや、実はネットで調べてきたとのこと。よくよく話を聞いてみると、高校生の娘さんが最近演劇をはじめて、お父様は娘がどんなところに出入りしているのか「チェックチェックしにきた!」とおっしゃられておりました。ZAIMもチェックチェックしにいった、とのことです。しかもわざわざパブタイムにいらっしゃるところがお父様ならでは。娘がだまされたり、洗脳されたりするのではないか、と心配な胸の内を熱く語っておられました。こう見えてお父様、娘さん思いの素敵なお父様なのでした。
また飲みに、いや違った「チェックチェック」しに来てくださいね! 次は大事な娘さんも是非ご一緒に!
School's Week!2週目
7月に入り、BankART Schoolも5・6月期の講座が終わり、新たな講座が始まり・・・。
BankARTはそんな季節です。
昨日は舞踏家の和栗由紀夫先生の授業最終日でした。
乾杯後、スタッフを含めみんなで談話、その後先生と生徒さんたちは夜の街へと消えていきました。
スクール生対象のShop割引期間も折り返しに入りました。
画像はBankART書籍コーナーで本を読んでいるスクール生の様子。みなさん、宝探しのように掘り出しものを見つけられます。
Shopとスクールが同じ館内にあるという、これまであまりなかった機会。
School’s Week!は7月7日(月)、七夕までやっています!